自主学習のやり方
1.幕の内弁当
■よく駅弁として売ってある、オーソドックスな弁当ですよね。
でも、これって、バランスがとれていて、弁当の基礎基本だと思っています。
これを参考に、担任時代は、自学を勧めていました。
量は、毎日方眼ノート見開き2ページで、時間にして1時間かかるか、かからない位を指示していました。
■まずは、以下の動画をご覧ください。
2)宿題 vs 自学
■両方、必要だと考えますが、どちらか1つ選べと言われたら、後者ですね。
よく、こんな話を子どもたちにしておりました。
動物に例えると、宿題は動物園の餌、自学は野生の動物の狩りです。つまり、宿題は最低これだけはやってほしいというものです。自学はプラスαという存在だし、自分から選んで、考えてやる課題なので、ハンターということになります。
動物園の肉食動物を野生に放すと、生きていけません。生きた獲物をとる訓練をしていないからです。
将来、変わる世の中で生きていく力を養えるのは、この自学だと考えます。
宿題はやらされる課題、自学は自ら取捨選択する課題ということになります。
3)幕の内勉強法
■では、自学をどうするか、これだけで悩んでしまって、どうするか、わからないという子が出てきます。
そこで、上の動画を見せるか、黒板で説明して、自学を推奨していました。
そして、実際にして見せていました。私が小学生になったつもりで、こんな学習をしてほしいというノートを作成、印刷して見本にしていったことでした。
ご飯=国語科
・新出漢字の練習 ・漢字の間違い直し ・慣用句を使った短文作り ・意味調べ ・四字熟語やことわざ |
メインディッシュ=社会科や理科
・地図や年表で復習 ・実験や観察図で復習 ・調べ学習 |
ご飯=算数科
・基本計算の練習 ・間違い直し ・100ます計算 ・公式や基本単位 ・作図 |
デザート=総合学習や道徳他
・総合学習に関する調べ学習 ・道徳授業に関する意見や感想 ・1日日記 |
継続は力なり
■1日に2ページをやり続けること、これが重要だということです。
「継続は力なり」です。大いに褒めていくことが重要ですね。
ただ、この方法はできない子のための指導であって、できる子は自分なりにアレンジしていいと思います。
最初の画像は、新聞スクラップに特化した自学ノートでした。
この子どもは、小論文が得意になり、その後、小論文で各入試問題に挑戦していくことになります。