目次
鉄則0:問題文の読み方=必ずチェックを入れよう!
鉄則0-1:式に使う数字と単位を○で囲む。
鉄則0-2:求められている言葉を□で囲む。
鉄則0-3:+・-・✕・÷と考えられる文章に~~を引く
■どうしても軽く読み過ごしてしまって、単位を間違えたり、問われているものを勘違いしたりして、わかっていたのに!というパターンがあります。
また、チェックを入れることで、問題を詳細に「考える」ことができるようになります。これはとても大切なことです。以下の3点をチェックしていくことで、問題が「解ける」ようになります。
鉄則0-1:式に使う数字と単位を○で囲む
■まず、問題文の解読を以下の順でやっていきます。
①1つのもれなく、式に使う数字と単位を○で囲む。
ただし、注意があります。
「1あたり」という書き方には気をつけて下さい。式に使わない「1」は○で囲みません。
例えば「1mあたり10gの・・・・」という場合の、「1mあたり」の「1」は○で囲みません。これは式に使わないからです。基本単位といわれるもので、「1あたり」には気をつけて下さい。
鉄則0-2:求められている言葉を□で囲む
問われている(求められている)言葉(キーワード)を見つけて□で囲む。
例えば、「ひろしくんは、何個もっていますか。」などと文末で聞かれます。この「何個」という言葉を□で囲みます。こうすることで、答えの時に、「10個」と答えられます。
問われている言葉と同じ言葉(この場合は個)で答えることがポイントですね。
鉄則0-3:+・-・✕・÷と考えられる文章に~~を引く
算数の問題には、式がつきものですね。その式には、4つの演算(計算)しかありません。たし算なのか、ひき算なのか、かけ算なのか、わり算なのか、あるいはいくつか計算が必要なのかということがわかる文章に波線を引きます。
文章をよく読んで、たし算か、ひき算か、かけ算か、わり算かを見極めます。それがわかるヒントとなる文章に~~を引きます。
鉄則0の例題を解いてみよう!
■まずは、小学校低学年の問題文を分析してみましょう。
<1>おはじきを3個持っていました。友達からおはじきを5個もらいました。合わせて、何個になったでしょうか。
○をつけるのは「3個」と「5個」、波線(~~)を引くのは「合わせて」です。そして、問われている「何個」を□で囲むわけです。
(式)3+5=8 答え 8個
簡単でしょう。
これを習慣つける必要があります。そうでないと、上の学年に行くに従って、難しくなっていくからです。
■では次に、例題2を解いてみましょう。
<2>リボンを買ってきて、そのうちの3/5を使いました。残りのリボンの長さは、4.4mでした。買ってきたリボンの長さは、何mだったのでしょう。
■問題を実際に解くわけではなく、「チェックしてみましょう」ということです。このページ最後に、答えがあります。
ここに書いてみましょう。
問題をとける人はといてみてください。心配不要です。これから鉄則で解き方を紹介していきます。
このような感じで、子ども向けのプリントを用意しています。以下のPDF文書を開いてみて、実際にさせてみてください。
その前に、例題2の解答はこうです。
○をつける数字は、「3/5」「4.4m」 □で囲む言葉は、「何m」
~~を引く文章は、「そのうち」「残りの」「買ってきたリボンの長さ」
ちなみに、解くとこうなります。1-3/5=2/5 4.4÷2/5=11 答え11m
■小学6年用の問題で例題を構成してみました。これがチェックできると、1年から5年のチェックは簡単だからです。
鉄則0-1:式に使う数字と単位を○で囲む。
鉄則0-2:求められている言葉を□で囲む。
鉄則0-3:+・-・✕・÷と考えられる文章に~~を引く