目次
鉄則3:四捨五入の仕方を覚えよう!
鉄則3-1:「0・1・2・3・4」は切り捨て、「5・6・7・8・9」は切り上げ
鉄則3-2:四捨五入をする時は、1つ前の位で!
鉄則3-3:範囲を求める問題は、「5」がキーワード!
■私自身が四捨五入の問題には難儀しました(たいへん困惑しました)。例題で、この鉄則を考えていきましょう。
鉄則3-1:「0・1・2・3・4」は切り捨て、「5・6・7・8」は切り上げ
鉄則3-2:四捨五入をする時は、1つ前の位で!
■鉄則の3-1と3-2を一緒にやってみましょう。
・条件の位(問われている位)を○で囲むこと。
・その位の1つ前の位で勝負をする!!
(例題)3456という数字がありました。
10の位で四捨五入しなさい。
まずは、3456という数字をマスに埋めてみましょう。
千の位 | 百の位 | 十の位 | 一の位 |
3 | 4 | 5 | 6 |
問題の条件は「十の位」ですので、5を○で囲みます。
3 | 4 | ⑤ | 6 |
それで、10の位で四捨五入するということは、その前の一の位で勝負ということになるわけです。
「一の位」は6なので、6は「切り上げ」ということになります。
ですから、十の位には1つ足して「6」ということになります。つまり、「56」という数字は、「60」に変身したということになりますね。
正解は、「3460」となります!
1000の位で四捨五入しなさい。
今度は、1000の位を○で囲みます。
③ | 4 | 5 | 6 |
切り上げ・切り捨てをしたら、条件以降の数字は、0にしましょう!
鉄則3-3:範囲を求める問題は、「5」がキーワード!
条件最後の数字を「5」にすれば、問題なしです!
例題をやってみましょう。
1500という数字があります。
次の条件で、四捨五入をして1500になる数字の範囲はどこからどこまでかを求める問題というわけです。
10未満を四捨五入して、1500になる数字の範囲を求めましょう。
「10未満」ということですので、その1つ前の位は「1の位」ということになりますよね。
では、1の位の数字の可能性を掲げてみましょう。5がポイントでした。
1495 1496 1497 1498 1499
1500 1501 1502 1503 1504 1505
つまり、この間の数字が四捨五入して、「1500」になる数の範囲ということになります。
正解は、1495以上1505未満
「以上」という言葉はその数字を含みますが、「未満」という言葉はその数字を含みません・
「1505」という数字は、本来なら四捨五入すると1510になりますが、「未満」という言葉は、この数字を含みませんので大丈夫ということになるわけです。
100未満を四捨五入して、1500になる数字の範囲を求めましょう。
今度は100未満で考えてみましょう。
「100未満」ということですので、「10の位」で考えてみます。すると、こうなります。
1450 1460 1470 1480 1490
1500 1510 1520 1530 1540 1550
よって、正解は、1450以上1550未満になります。
では、今度は少し難しく、小数点を考えてみましょう。
1未満を四捨五入して、1500になる数字の範囲を求めましょう。
「1未満」ということは、その前の位は「10分の1の位」ということになりますよね。すると、こうなります。
1499.5 1499.6 1499.7 1499.8 1499.9
1500.0 1500.1 1500.2 1500.3 1500.4
1500.5
よって、正解は、1499.5以上1500.5未満となります。
小数の割り算やかけ算を習うと、その答えを四捨五入することを求められるようになります。次のプリントをダウンロードして頂くと、その問題まで練習することが可能となりますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
■最後に、鉄則3を振り返ります。
鉄則3-1:「0・1・2・3・4」は切り捨て、「5・6・7・8・9」は切り上げ
鉄則3-2:四捨五入をする時は、1つ前の位で!
鉄則3-3:範囲を求める問題は、「5」がキーワード!