滑走路から気候がわかる!
1)飛行機の離着陸
離着陸■飛行機は、離陸も着陸も風に向かって(向かい風)やります。離陸の時は時速300kmで滑空して腹に風を入れて浮力をつけて浮き上がっていきます。着陸の際は腹に風を入れてブレーキ代わりにして降りていきます。
そして、飛行場は建設前に数年かけて、その場所の平均風向を決めます。だから、飛行場の滑走路の向きを見れば、年間平均の風向きがわかるという寸法です。
2)例えば!
例えば、阿蘇くまもと空港の場合を見てみましょう。年間平均で以下のように吹いているということになります。
<阿蘇くまもと空港>
熊本空港着陸の際だと、管制官がAの風と判断すると、航空機に山側から入るように指示、Bの風だとすると海側から入るようにと言う指示を出します。よって、河内の上を通っていく(旋回していく)場合は、飛行場周辺ではBの風が吹いているということになります。
(Bの場合:東京・大阪方面から熊本到着の場合)
B風の場合この原理を知っていると、例えば、山形は庄内空港を見てみると、東西方向に滑走路が建設されているので、海側からの水蒸気を含んだ冬の季節風(西からの)が雪をもたらしてくるということがわかるかと思います。あくまでも平均ですから、毎回、このコースで風が吹くというわけではありません。
<庄内空港>冬の季節風が大陸から吹いてきて(偏西風でシベリアより)、大雪を降らせ、関東方面へとからっ風となり、関東(太平洋側)では冬の大火事を引き起こします。
庄内空港では、青森はどうでしょうか。三沢空港も、滑走路が東西に伸びています。
<青森:三沢空港>夏の季節風が東方面から入ってくる(親潮の北海道方面から)ので、夏でも冷害となりやすく、「やませ」となって農作物へと影響を及ぼします。
三沢空港一方、那覇空港は南北に滑走路ができています。ということは、南からの台風の風が多いということがうかがえますね。
自ら、滑走路を地図帳、もしくはGoogleマップで確認してくださいね。
3)調べてみよう!
■例えば、伊丹空港と関西国際空港、どちらも関西の大きな空港ですが、滑走路は真逆になっていますよね。海沿いと山間部の地形の関係でしょうか。
羽田空港は4本あって、全方位型となっていますね。成田空港はどうでしょうか。
自学のテーマとして、自分の家から一番近い空港や、興味のある空港をぜひ調べてみましょう。
